2007年、レン・ワイズマン監督、マーク・ボンバック脚本によるアクション・スリラー。
1988年に始まる「ダイ・ハード」シリーズの第4作目。
アメリカ合衆国独立記念日の前夜、愛娘ルーシーと激しい口論をした後、ニュージャージー州カムデンに住むハッカー、マシュー・ファレルを連行するよう指示を受けたニューヨーク市警のジョン・マクレーン刑事。渋々、ファレル宅に到着するも何者かに襲撃され、またしても不運に見舞われるのでありました、云々。
主人公ジョン・マクレーン刑事を演じるのはもちろん、我らがブルース・ウィリスさん。
バディを組むのは皮肉屋で及び腰の若きハッカー、マシュー・ファレル君、演じるは軽々漂々とした演技が魅力のジャスティン・ロングさん。
娘ルーシー役は『ファイナル・デスティネーション』シリーズ第3作目、『ファイナル・デッドコースター』(2006)ご主演、メアリー・エリザベス・ウィンステッドさん。両親の血を引く勝ち気な女性をご好演。
「ダイ・ハード」シリーズに共通する残念なところは、敵役が魅力に欠ける点だと思いますが、今回は、お美しく理知的なマギー・Qさんの圧倒的な戦闘能力と、シリル・ラファエリさんのパルクールを交えたアクションが非常に印象的。
ただ、ヘリコプターのみならずF-35戦闘機まで撃墜してしまうなど、ド派手な演出のハイパーインフレ、ワタクシ自身は前半からすでにお腹いっぱいでございました。
また、あのジョン・マクレーン刑事が、あのブルース・ウィリスさんが「やるっきゃない」なんておっしゃる場面には、正直ズッコケいたしました。他にも「おシャカだ」なんて字幕もございまして、かなり違和感を覚えました。