健一

慕情の健一のレビュー・感想・評価

慕情(1955年製作の映画)
3.3
1955年 🇺🇸映画 カラー作品。

第28回アカデミー賞
最優秀歌曲賞
最優秀作曲賞
最優秀衣装デザイン賞 受賞。

BSで放送していたのを録画し深夜に鑑賞。

「追憶」「追想」「帰郷」
「黄昏」「黄金」「晩秋」
「喝采」「哀愁」「旅情」
そして 本作「慕情」と・・・
もう正直、どれを観てて どれを観てないのか 分からなくなってしまった。😅
今回 観たこの「慕情」は恐らく初めての鑑賞。なはず!たぶん。

劇中に流れるテーマ曲。有名ですよね!なんて曲なんだろ。
子供の頃 母と姉と3人でデパートに買い物に行った際 最後にデパートの最上階にあるレストランで食事をしたのだが そのレストラン内でこの曲よく掛かっていたな。

1949年。香港🇭🇰。
中国人の母とイギリス人の父を持つ混血娘で女医のハン・スーイン。
戦死した夫を想う失意の日々を送る彼女は 医療への献身に身を捧げていた。
そんな折、彼女はアメリカ人で特派員のマークと出会う。
二人はお互いに惹かれ合うものの 時代は、周囲は二人を認めない。
それでも二人は一緒になる決意をするのだが 幸せな日々は長くは続かなかった・・・

もうメロドラマ〜〜〜って感じ。
メロメロめろめろメロドラマ(笑)。
戦後間もない異国の地、イギリス領の香港の実態、中国共産党による国共内戦 等。重圧に描けばいい作品になりそうな題材が劇中にいっぱいあるのに さらーーっと 描いて とにかくひたすら成熟した男と女の恋愛を描いている。
終始 あのテーマ曲を流しながら。
いろんな意味でちょっと もったいない 作品。

アカデミー賞でも 主要部門を全く獲ってなくて歌と衣装のみ受賞しているのも納得。
ラブストーリーとしては良作なのだろうが 不朽の名作 と呼ばれるほどではない。中身はスッカスカ。

ラストはちょっと感動したけど、号泣するほどでは無い。涙は出なかった。

そもそも「慕情」って どういう意味?
調べてみた。
『慕わしく思う気持ち。異性を恋い慕う気持ち』。
ふ〜〜ん。


😷コロナパンデミック中に鑑賞😷
健一

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