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母のおもかげのryoのレビュー・感想・評価

母のおもかげ(1959年製作の映画)
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泣哭。母の犠牲=家族主義、とても巧みとはいえないシネスコ(撮影は石田博)。にもかかわらず、である。こどもが弱音で発する作文のナレーションと総出した家族へのトラッキング・アップがこちらの胸を詰まらせ、暗闇から不意に現れるその息子の零度の表情。ラスト・ショット、とはつまり作家その人のラスト・ショットが縦移動と知り嗚咽。
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