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容疑者Xの献身のjigoronha008のレビュー・感想・評価

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)
3.9
あれ、ドラマ版となんだか雰囲気違うなーと思って見てたら、こんな内容シリアス以外でいけないよな、と納得。
何度見ても、石神というキャラクターが堤真一さんに憑依しているようで、ラストシーンは歯を噛み締めて泣いてしまう。
昔は、湯川と石神は気が合う友人であったのに、現在には大きな差があって、日々を鬱々と生きていた石神にとって、あの母娘がどれだけ生きる意味になっていたか。
人生をかけて守ろうとした人が、自分を想ってくれるなんて、表現が合っているかわからないが、あの瞬間の石神の戸惑い、後悔、懺悔とともに喜びまで感じさせる堤真一の演技には圧倒される。
個人的に、ストーリーは別として役者の演技で高評価つけるのはあまりないが、これは見る価値がある一本だと思う。
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