たむたむ

容疑者Xの献身のたむたむのレビュー・感想・評価

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)
4.3
ガリレオシリーズで一番好きな作品。
ドラマシリーズを見返していたのでこちらも久しぶりに鑑賞。

天才物理学者vs天才数学者の頭脳戦
誰にも解けない問題を作るのと、その問題を解くのとではどちらの方が難しいのかーーー。
予想もつかないトリックで謎が解かれた時は湯川先生、石神の天才っぷりに感動を通り越して(?)感心してました。

湯川先生が葛藤する様子が辛い…。
石神の家でお酒を飲む時といい、謎を解き明かすべきか葛藤に苦しむ時といい湯川先生の人間らしい一面がたくさん見られる作品ですね。
最後のシーンは涙なしには観れません…。
堤真一の演技あってこそのシーンです。

原作は東野圭吾の小説ですが、タイトルも好きです。石神の孤独と、自らの全てを懸けて母娘を庇おうとする様子はまさに献身だなと思います。

小さい頃に一度観たのですが、石神が天井の模様を四色問題に見立てるシーンで、数学に対する限りなく純粋な探究心に幼いながら心を打たれ、印象に残っていました。
やっぱり良いシーンですね〜
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