このレビューはネタバレを含みます
愛と罪のお話だった〜
手紙にもあったけど靖子さんと美里ちゃんは救いになってたつもりなんて全然なくて、ただ幸せに生きてることが石神さんにとっては救いになってたんだよね､､､だから救いである2人が幸せに生きていくためには、殺人を犯すことも自分がストーカーのように思われることも出来ちゃうんだよね､､､
きっと押しかけてくる富樫をお母さんのために鈍器で殴っちゃう美里ちゃんだから、美里ちゃんを守るために富樫を殺す靖子さんだから、石神さんは自分の身を挺して守りたかったんだろうな〜
でも優しい靖子さんだから、石神さん1人に罪を負わせることはできなくて、2人がしたことはどんな事情があろうと犯罪で、2人は罪を償わなきゃいけないんだけど、それでもこの2人と美里ちゃんで幸せに生きていく姿が見たかったって思っちゃうんだからやりきれないな〜
四色問題のようにお隣さんだった石神さんと靖子さんたちは共犯者っていう意味では同じ色のように思えたけど、実際は違う殺人事件の犯人で一つの事件を共有してた訳でもないという意味で同じ色ではなかったし、隣り合う部屋は同じ色になれないって最初から示されてたんだね
