ガリレオ映画の頂点は間違いなくこれ。
展開はシンプルなのに、「人はどのようにして他人を愛するのか」というテーマに紐づけることで、より多くの人の心に深く刺さるように出来ていて素晴らしい。
サスペンス映画であるにも関わらず、トリックの説明に力を入れていない。また、事件に関連する人物のことを映画の中で事細かに説明してはいない。しかし、要所に散りばめられた描写から、登場人物の人柄や心境を想像し、その世界に浸ることができる。「深読み要素」がとてもバランス良く組み込まれていることもまた、この作品の素晴らしいところではないかと思う。
でも、柴咲コウが警察署内で不当な扱い受けてるっぽいやつが一切解決されてないのはすっきりしないので、-0.5しちゃう。
2024(10)