ドラマ版から唯一成功した劇場版の記念碑的代表作品。
石神演ずる堤真一の渾身の芝居がコレを見ればわかる猫背で巻き型の後ろ姿や眠そうな瞼の使い方と頭の先から足の指まで石神が宿っている。
そのせいか湯川演じる福山雅治が食われるかと思うがそんな事全く無い、劇中の台詞でもあるが『君はいつまでも若々しくていいな』と羨ましむ台詞があるがその対照的なキャラクターだからこそこのストーリーが一層熱を帯び加速させる要素であろう。
サスペンスだかこの映画は胆は天才的な頭脳を持つが故に行き着いた悲しい恋の物語であるのだろう。
それをうまく湯川という天才の友人に見破られる所が作品の実に面白いポイントだろう。
かれこれ4〜5回観ているがやはり観てしまう。
ついでに、帝都大学のシーンにエキストラで参加したのを思い出した。