川原で焼殺死体が発見され、ガリレオこと湯川教授は警察に協力を要請される。容疑者として浮上した被害者の元妻と娘の住むアパートに赴いた湯川だったが、そこで大学時代の学友、石神に出会う。湯川は石神が事件の裏にいるとにらみ捜査する。
ドラマシリーズの映画化なんだけれど、本来主人公である湯川を中心に置きすぎず、母子と石神をメインに据えたのが良かったと思う。結果としてミステリーよりも人間ドラマの方がフィーチャーされて、映画独自の良さにつながったと思う。
堤真一の演技がスゴイ。「俺はまだ本気出してないだけ」みたいな役もやるかと思えば、こういう悲哀に満ちた人間の役もしっかりこなす。