いやぁ映画ってほんといいですね

父親たちの星条旗のいやぁ映画ってほんといいですねのネタバレレビュー・内容・結末

父親たちの星条旗(2006年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

クリント・イーストウッド監督の2部作の第1弾。太平洋戦争の末期、硫黄島での戦いをアメリカ目線で描かれた映画。

戦争映画かもしれないが、内容は旗を誰が立てたかがということがメイン。

ストーリーが過去を振り返る話だが、
A→B→C→Dという進み方ではなく
B→A→B→A→D→C→B→Dのような進み方。同じ兵士の格好をしていて登場人物の顔や名前が一致していないと終戦後のそれぞれの人物の話が何がなんだかわからなくなる。



あらすじ
硫黄島に上陸後戦闘を経て、山頂に星条旗を立てたアメリカ軍の海兵隊。その写真が新聞に掲載され彼ら6人は英雄扱いでアメリカ国民に希望を与えた。

その後財務省に呼ばれることになる。
そもそも写真には顔が写っておらず、
"本物の星条旗"とされる旗を立てた人物は別人で初めの旗を替えた時に撮られた写真だった。

実際に星条旗を掲げた6人中3人は既に戦死していた。

財務省の人間からしたら、誰が星条旗を掲げたか名前など、そんなことはどうでもいいと言う。

金も無く、新たな弾や戦車も作ることが出来ない。そこで政府は彼ら英雄を支援金集めに利用したいという狙い。

本人達は納得出来ず、これでは茶番だと言うものの、今更世間に撤回することが出来ずに、大統領をはじめ、様々な式典に呼ばれるようになる。

しかし、軍の式典にははじめに星条旗を立てた母親達が来ており、母親達の前では素直な気持ちを吐露する。

自分達はただ、旗を立てただけで何もしていない。本当の英雄は国の為に戦った兵士だと。次第にその気持ちが強くなっていく。
のちに真の英雄は硫黄島から帰れなかった者や他の戦地で死んだ者たちだと公表する。