マッサージ屋2号店

父親たちの星条旗のマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

父親たちの星条旗(2006年製作の映画)
3.0
クリント・イーストウッド監督の「硫黄島二部作」の第1作目。
太平洋戦争の硫黄島の戦いをアメリカ側から描いたもの。

劇場公開時以来、約17年ぶりに鑑賞しました。
『硫黄島からの手紙』の方がインパクト強くて、今作は記憶から薄れてまして…。

改めて見て、太平洋戦争をした日米の戦力というか国力の違いを思い知らされる作品でしたね。
時々、硫黄島近海を船隊が埋め尽くすシーンが出てくるんですけどアレを見て「よく大国に戦争を挑んだな」と単純に思ってしまった。
硫黄島の戦いの前に日本はすでにミッドウェー海戦以降劣勢で兵力が落ちてたのもありますが…。

今作は硫黄島を獲った証の国旗を掲げる写真についてのお話。
あの中に写っている事を恥じらう者やあの写真で国民を高揚させ国債を買ってもらおうというアメリカ政府の思惑など、すでに日本より先の揉め事を描いています。

兵士らの気持ちを考えると大人の事情に走りまくる政府にはゾッとする作品でした。