鎌谷ミキ

父親たちの星条旗の鎌谷ミキのレビュー・感想・評価

父親たちの星条旗(2006年製作の映画)
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【日本人的にはどうなんだろ、これ?】

[あらすじ]ネット版
太平洋戦争末期の硫黄島。多数の戦死者を出しながらも、6人の米兵がその地に星条旗を立てた。やがて、その写真に国民が熱狂し、生き残った3人は英雄として祖国に帰還する。しかし彼らは、戦地に残した友を思い、苦しんでいた。

[レビュー]
『野火』の感想が監督まで届いた😆
いい機会なので、戦争映画セレクトにしてみます。2本目『硫黄島からの手紙』のアメリカバージョン。『この世界の(さらにいくつもの)片隅で』コメ欄に今年見るって書いてて、自分で忘れてました💦クリント・イーストウッド監督作品2本目となります。音楽:クリント・イーストウッドを見逃さなかったよ!

『硫黄島の星条旗』著者ジェームズ・ブラッドリーの父親ジョン・“ドク”・ブラッドリー(ライアン・フィリップス)の視点で物語は語られます。現在、帰還、戦時中と場面が変わっていくので、時々主人公を見失います…

主人公以外でも星条旗の写真に写っているアイラ・ヘイズ、フランク・スースリー、マイク・ストランク、レイニー・ギャグノン、ハーロン・ブロックの青春を戦争に捧げた物語でもあります。

ここにも出て来ないイギーだったり、いろんな視点が存在します。群像劇のようでもありますね。

これで思ったのが、これを『硫黄島からの手紙』の対にしたのがスゴいなと。あからさまに"勝利"を描いていますよね?私は先に硫黄島観てるからわかってるけれど、めっちゃあくどい。この傲慢さはどこからくるの?これを観た方は、是非硫黄島も観てください。全然違う視点だから。

【ゴア描写度 ★★★☆☆】
理由:自決した日本兵の描写がえげつない。

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只今、小旅行中です😆
地元から離れ、関西を味わってきます。
ちょこちょこ出没するつもりなので、また。
鎌谷ミキ

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