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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセスのRyuのレビュー・感想・評価

3.6
劇場版クレヨンしんちゃん第20作目。
監督は前作に引き続き増井壮一が担当。

「暗黒タマタマ大追跡」以来のひまわりがメインのお話・・・なんですけど、正直ひまわりはあんまり出てこない。舞台もついに宇宙に進出ということで中々ドデカいテーマになっていましたが、中身はあんまりないかな。ヒママターとか、もうわけわからん(笑)。冒頭からしんちゃんがひまわりとケンカしちゃって妹なんかいらない宣言!しんちゃんのお兄ちゃんとしての成長も一つの軸となっているので最初はあんまり良く描かないのはわかりますが、今作のしんちゃんの描き方はちょっとイヤな感じが過ぎる気がします。ひろしとみさえは相変わらずの力強さ。テーマとなっているのはしんちゃんとひまわりの兄妹ですが、正直ひろしとみさえの両親の方が魅力的に感じました。今回の敵キャラクターは明確な悪ではなくて、あくまでも友好的な姿勢という珍しいタイプでした。ただ個々のキャラクターはあんまり魅力ないかなぁ。テーマも悪くないんだけど、話がちょっとぶっ飛んでたり、ヒマワリ星の世界観やキャラなど、コレ!という魅力を感じる要因があんまりなかった気がしました。あと、クレしん映画にしてはちょっと長い・・・。20周年記念作品ということで、一瞬ですけど歴代のヒロインたちが出てくるのはテンション上がりました。

今回の個人的ひろしの名言
「理屈じゃねぇんだよ。今は俺たち離ればなれになっちゃダメだ。何がどうであれダメなんだ、他人には曲げられねぇ。」
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