arataki

理由のaratakiのレビュー・感想・評価

理由(2004年製作の映画)
2.6
※原作は未読

あるマンションで起きた事件から
目撃者を含め、それに関係する人物が
次から次へと登場する。
これだけ登場人物の多い作品を観るのは
おそらく初めてのこと。
テレビカメラの取材という形で事件のことを
それらの登場人物が説明的に語っていくのも
あまり観ない形式で新鮮だった。

内容としては事件そのものはもちろんのこと、
それを取り巻く人間模様が詳細に描かれているので
サスペンスというよりはどちらかと言うと
ドキュメンタリー、ドラマを観ている感覚に。

160分の長尺に加え、登場人物も多く、
事件そのものも複雑なので
ボーっとしていると分からないまま
終わってしまうかも。
でもそれはそれでいいのかな、とも思ったり。
しっかり観たい方は
それなりの集中力と体力が必要かと。

今や大御所の岸部一徳をはじめ、
バラエティにとんだ名優たち、
まだあどけなさの残る多部未華子など
当時の俳優陣を観れるのも
本作の面白さのひとつかもしれない。



2021-016
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