宮部みゆきの直木賞を受賞した小説を映画化。
荒川区のタワーマンションで男女4人の死体が見つかる。しかし4人はその部屋の住人ではなかった。彼らは何者なのか?そして何故殺されたのか?
ルポライターが取材する構成で書かれた原作を再現しており、事件の関係者がカメラに向かって語る手法が取られている。
原作には忠実だが台詞回しが舞台っぽく大衆映画としてわかりやすいとは云えない。またビデオ撮影なのか画質もいまいちだしライティングも不自然で時代を感じる。決してつまらないわけではないけれど、見る人を選ぶかもしれない。