DanielHGenta

シルヴィアのDanielHGentaのレビュー・感想・評価

シルヴィア(2003年製作の映画)
3.5
私の人生は樹
一本の枝は
幸せな家庭
一本の枝は
作家としての将来
どの枝にするか
迷ううちに
樹は枯れてしまう

(ベル・ジャー/著:シルヴィア・プラス)


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この詩が映画冒頭で流れます

ですが?????
全然意味わかんない(-_-;)

そして
この映画を観ていても
何の感情も湧き上がってこず
ハズレかな? なんて
思っていましたが

約2時間、ずっと観続けていた
面白いというよりかは

すごく繊細!!!!!


シルヴィア・プラスという女性詩人の伝記映画

そんなこととはつゆ知らず
ダニエル・クレイグ目当てでチョイス٩( ''ω'' )و


シルヴィア(グウィネス・パルトロー)
テッド(ダニエル・クレイグ)

二人の詩人が
惹かれあい
傷つけ合うことでしか
愛の形を表せない...

 ある愛の詩

これがラブ・ストーリーではなく
ドラマの棚に並んでいる理由が
分かった気がします


河や海は
透き通るようなブルー ではなく
濁ったような あらゆる緑色

空気感も 少し緑がかっている

向こう側が見えない感じの緑色が
二人の心情や関係を象徴しているかのようで
すごく印象的だった


映画を観終わって
再度冒頭の詩を読むと

シルヴィアのすべてが
そこに詰まっていたことが分かる。


何よりも驚かされたことが
グウィネス・パルトローという女優だ!

クレイグ目当てで観たはずが
完全にクレイグがかすんでいた...

パルトローが こんなにも
憑依型の演技派女優だったとは( ゚Д゚)

詩人シルヴィアという女性を知りませんでしたが
パルトローがシルヴィアにしか見えない

シルヴィアの目つき、視線
発する言葉、オーラ

怖さすら感じてしまうほどだった

いつかはそうなるであろうと
ラストは予想できていたものの
トリハダがヤバかった


p.s.
①ハリーポッターシリーズの
 2代目ダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)が
 普通のおじいちゃん役で出てきます

 すごくいい役でした(*^-^*)

②特典映像のダニエル・クレイグは
 なぜかボウズです!

 他の作品の撮影中だったのかな?

 本編でのクレイグはかすんでましたが
 特典映像ではカッコよかったです✨


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海外ドラマのあの人

『glee/グリー』
ホリー先生役
グウィネス・パルトロー
DanielHGenta

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