恋愛SF・TVアニメ「超時空要塞マクロス」の劇場版。
地球の宇宙要塞マクロスは異星人ゼントラーディ軍と宇宙で戦闘を繰り広げていた。
戦闘機パイロットの一条輝は戦闘の最中、偶然にも人気アイドル歌手のリン・ミンメイを助けるが、二人はマクロスの隔離ブロックに閉じ込められてしまう。
二人はそこで数日間寝食を共に過ごすことになり……
主人公の戦闘機パイロットで若くてイケメン青年の一条輝に加え、ワイルドな先輩パイロットのロイ・フォッカー、美男子の凄腕パイロットのマックスといった個性的な男性陣に加えて、士官で年上の堅物な早瀬未沙、人気アイドル歌姫のリン・ミンメイ、大人の女性の魅力が漂うクローディア、異星人の美人凄腕パイロットのミリアといった女性陣が繰り広げる恋愛ドラマを絡めながらストーリーが展開します。
女性陣の多彩なファッションも楽しめます。
特に一条輝と早瀬未沙、リン・ミンメイの三角関係が見どころです。
また可変戦闘機であるバルキリーは戦闘機モードからロボットに変形するのが魅力。
可変戦闘機バルキリーは、戦闘機モードの形が当時のアメリカ海軍主力戦闘機F14 とよく似ていたこともあり、在日米軍の兵士たちの日本のお土産の定番という逸話があるほど、カッコいい。
さらに人類の起源まで描かれた壮大な世界観。
また歌手の飯島真理がヒロインのリン・ミンメイの声優を務め、抜群の歌唱力で劇中挿入歌を歌い、数々の名曲にのせて展開するストーリーが魅力的です♪
そして歌と愛で戦闘が終結するという奇想天外なぶっ飛んだストーリーにも関わらず、納得させらてしまうのが素晴らしい。
光るカクテルや土星のリングでの虹色のブロッケンリングを作りながらの戦闘機でのデートなどワクワクしながら楽しめます。
また、クライマックスシーンの一条輝のバルキリーから発射されるミサイルの中に、映像のコマ送りでしかわからないバドワイザーやタコハイ缶が混さっているというカルトシーンも見逃せません。
そして原画には当時無名だった庵野秀明が関わっており、まさにSFアニメの新時代を築いた伝説の作品です。
宇宙の平和を救ったのは「何万年もの昔に異星人たちの街で流行った 当たり前のラブソング ただの流行歌よ」
2021.10 BS12で鑑賞
