“愛”の話じゃなくて“私たち”のお話なのでタイトルは原題ママで良いと思う。
その“私たち”とは、本作の登場人物、ブルース・ウィリス一家であり、本作を観ている我々でもある。
…てな感じにしたかったのだろう。本作の半分くらいが回想シーンで、その中身はある程度連れ添った夫婦ならば共感できるのであろう(推測でしかないけどさ)ものばかり。
ただし、ホントに「共感できる」ってコトだけに拘ってるように思った。回想ばかりなので何かイマイチたるいし、夫婦2人の友達に因って話をより立体的にしたかったのだろうがそこも多すぎる回想にかけ消されてるように思う。
ただのシンボルに成り下がってしまっている子供をもっと活用すれば、より立体的でリアリティが増したと思うんだけどなぁ。
絶対あのくらいの年なら両親の微妙な関係に気付いているだろうしね。
ただラストは思い通りの場所にしっかり着地してくれるし、楽しめました。
