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ストーリー・オブ・ラブのmoviemanのレビュー・感想・評価

ストーリー・オブ・ラブ(1999年製作の映画)
3.5
 お互いのことが好きで結婚したのに、、、いつの間にか忙しい毎日の中で、口を開けばケンカばかり、。妻は子育てや家事、家の舵取りをするのに精一杯。夫は、自由奔放な性格で、子供たちと一緒に楽しく遊んでいますが、家のことは妻に任せっきり、。妻も、そんな夫の自由奔放な性格に惚れたのですが、いつしか日々の忙しさでストレスの方が多くなってしまいます。そんな妻の気持ちが分からず、自分の相手をしてくれない妻に不満が増える夫、。徐々に意見が食い違い、口を開けばケンカばかりで、いつしか会話すらなくなってしまい、とうとう別居することに、、、。

 ストーリー内容は、面白かったですね。二人の夫婦の会話や、他にも知り合いの夫婦がもう二組いて、男同士や女同士で、ランチやディナーをしているんですけど、そこでの会話も印象的でした。男性チームと女性チームでは、話している内容が全然違うんですよね、男と女の考え方の違いですね。
 一緒に生きてく以上、自分本位な考えだけでは上手くいかない、お互いの気持ちも理解し、欠点を認め合ってこそ本当の夫婦になれると、そう思わされましたね。

 この映画で、一番印象に残ったシーンと言いますか、好きなシーンがありまして、ストーリーの序盤で、家族で夕食をとるシーンがあるんですが、。そこでの会話が凄く良いアイデアだなと思いました。
 四人家族なんですが、皆それぞれ
「今日の最高なこと、」
「今日の最低なこと、」
を発表するんですけど、会話が無かったり、話す事がない時とかは、毎日互いに発表するルールなので、困らないですし、1日を振り返り、最高なことと、最低なことを考えるので、自分の感情を理解する点でも、互いの感情も分かり合える点でも、とても良いアイデアだなと思いました。ただ、子供の頃からやっていたら良いと思いますが、今さら大人になって、家族でこの会話をするのはちょっとキツイかな、、、笑。
 
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