はんそく負け

暗黒街の美女のはんそく負けのレビュー・感想・評価

暗黒街の美女(1958年製作の映画)
3.1
2月なのに七分丈のパンツをピシッと穿き、肩幅に脚を開いてグッと立つ白木マリの勇ましさに惚れ惚れ。ラスト、ヤクザ同士の銃撃戦はトルコ風呂の地下ボイラー室に雪崩込むが、清順の下へ下へ…という志向の泥臭さはやっぱ良い。閉じ込められて石炭を掘り掘り脱出を図るも敵がやってきて、なんとか撃ち倒した水島道太郎のススだらけの立ち姿からは「生きてる」って感じがビシビシ伝わってくる。