ハル

アンブレイカブルのハルのネタバレレビュー・内容・結末

アンブレイカブル(2000年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

これ単体で見ると「え、ここで終わってしまうの?? ここからが始まりでは?」となるかもしれないけど、事前にヒーロー映画の三部作の一つだと思って見るとまぁ、面白い面白い。

しかも、18年越しに「スプリット」が来て、そこからの「ミスター・ガラス」っていうのだから胸アツですね。


主人公のデイビットは警備員を務めるどこにでもいるような一般男性だ。
だが、大きな事故に巻き込まれたことにより、一人の男が彼の人生に絡んでくることになる。
彼は言った。君はヒーローになりうる人間だと。

ヒーローとしての才能があるなんてそんなの馬鹿げている。そう思うのも無理がないと思う。
誰だってそうだろう。
だが、そこに根拠を置かれていくと自ずと自覚せざるおえなくなる。

ヒーローになることを選んだ一番の原因は妻とのやりとりだろう。その中にあった、「星の数ほど選択はあった」「決めたのはあなたよ」という言葉。そして、ニューヨークでの転職を認められた後の彼女との会話。
彼の心の揺らぎは固まる。彼はヒーローになる道を選んだのだ。


で、驚くのはここから。
イライジャとデイビットが友人になったと思ったら、まさかのイライジャさん、ヴィラン。
存在の意味を知りたいがために、彼は重大な事故を引き起こし続けたのだ。知恵を使って。

ヒーローにヴィランは倒される。そのことを知りながらも、彼は居場所を見つけるためにヒーローを見つけ出した。

まさに昨日の味方は明日の敵ですよ。何でだよ、友達だったんじゃないのかよ~!!


早くミスターガラスも鑑賞しなきゃ……!
ハル

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