主な登場人物は杉村春子、望月優子、細川ちか子の3人、3人は元芸者でその時代からの顔なじみ
杉村春子は女一人の暮らし(プラス耳の聞こえない住み込みのお手伝いさんがいる)
金貸業をしており望月や細川に…
これはかなりのヤルセナキオ。
提示された問題は解決されずキャラクターはそのまま変わることなく生きていくだけ。
見明凡太郎が杉村春子を訪ねたときの縦構図が良い。犬の鳴き声と時計の秒針の音で不穏さを駆…
紛れもない成瀬作品。一瞬のさりげない「どこにいるのか、リル〜」(「上海帰りのリル」51年、作曲:渡久地政信)、モンローウォーク『ナイアガラ』(53年)、ホルモン注射というのも当時の流行りだろうか?更…
>>続きを読む人生から種々の若さの恩典が失われ、迫りくる孤独に直面することを避けるため金を頼む。
最後に望みをかけた昔の恋人に幻滅させられても、金という虚妄にすがることのできる彼女は、死ぬまで痛みを直視する事はな…
昔からの友人、若い世代との価値観の違い、仕事、昔の男、お金の貸し借り....がっかりすることもあるけど、ユーモアもあって暗くならない。
友人「ねえ見てあれ、なんとかウォークよ。アメリカの女優の。私だ…
主な登場人物が中年の女性で美女も出てこない、こんな引きのなさそうな映画をよく撮ってくれたなあ。一定以上の年齢の女性には必ずしみると思う。望月優子のモンローウォークが素晴らしい。
「没後50年 名匠…