とら

晩菊のとらのレビュー・感想・評価

晩菊(1954年製作の映画)
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これ、素晴らしい。

お金に細かい杉村春子と、かつて一緒に芸者として働いていだけど今は貧乏な細川ちか子、望月優子。2人には子供がいるが、杉村春子にはいない。

杉村春子の家へ訪れる影のサスペンス(関!?田部!?)

そして杉村春子-上原謙のコンビとほそがわちか子-望月優子のそれぞれの夜の過ごし方の対比がまた良い。だらだらとした夜なんだ。

そこから終盤が本当に素晴らしい。
まず、喫茶のシーンから、店を出ての階段!あのロケーションどこだろう、、
そして挟み込まれるモンローウォーク!

対して、杉村春子は切符を探し、階段を下っていく、加藤大介の影を踏みながら。
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