まいたらしえくらん

晩菊のまいたらしえくらんのレビュー・感想・評価

晩菊(1954年製作の映画)
3.0
筋が希薄でも、いやもしかしたら希薄であればあるほど成瀬ってクるのかもねえというやつ。「これだけ役者が集まればそりゃある程度見れる」なんていうのは本当らしい嘘で「これだけ役者を集まったからこそ大変」を感じないと五社の映画を見る意味はない。会社員監督たちがまずクリアしないといけなかったのもまさにそこ。あらゆる意味でがめつい杉村春子は最高。