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黄金の法 エル・カンターレの歴史観のmegusukeのレビュー・感想・評価

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偉人、伝説上の人物を救え!タイムトラベルアニメ映画。
幸福の科学映画第4弾。一応見たし感想少ないので、記録。

舞台は25世紀、新大陸ニューアトランティスの学生サトシは
何にも身が入らず、退屈気味。
そこに、30世紀から来た少女アリサが、UFO型のタイムマシンに乗って現れ、無気力なサトシを連れ、過去の時代を遡る。

ダイバダッタ(CV野沢那智)が超ノリノリで、毒爪と暴れ像をブッダにけしかける場面。ブッダがアジャセ王(CV郷里大輔)に憑いた病魔を取り除く場面。なんでか闇落ちしているプロメテウス(CV銀河万丈)を
ヘルメスが蹲って祈ってやっつける場面なんかを、手を貸しながら足を引っ張りながら見届けて、最後アリサがサトルの未来の○○で、イマイチパッとしないサトルに活を入れに来たことが判明。元の時代に帰り
サトルは「一連の歴史の出来事があって、今があるんだ!」みたいなやる気を出してEND。

この作品の見どころは、ズバリ悪役です。
いや、悪役皆個性的な上に、自分の野望のために一生懸命策を練って
それを(演者的に)楽しそうに実行する姿が健気で(おい)。
というか他の場面の印象が薄すぎて頭に入って来ないのです。
教訓話がメインなのに。
でも、あのダイバダッタのインパクトありまくりなヒステリックキャラ
アジャセ王の病魔憑依時とお祓い後の変わりぶり
プロメテウスの偽奇跡に至っては、ダイナミックな炎の術を見せるために
自分が信頼できる忠実な人間を集めて、その人らにサポートをしてもらう努力、他言無用にするよう口封じする努力。
というか奇跡の技じゃなくても、構造がどうなっているのか分からない
その科学力は、普通に凄いよ!!
て事で、基本祈ったり説教するだけの偉人達より
悪役組の方が演出も派手でキャラ立ってて、見てて面白かったです。

そんなこんなで「あーこのシリーズもうキッツいわ」となって
それ以降、映画の誘いを受けてもお断りするようになりました。
まさか次次作から、一部の好事家が観るシリーズになるとは・・・。
自分はまだまだ映画素人であります。
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