KANA

ツォツィのKANAのレビュー・感想・評価

ツォツィ(2005年製作の映画)
4.3
スラム街という環境下とはいえ、簡単に犯罪を犯してしまう冷酷な少年に始めは全く同情の余地がなかった。でも赤ちゃんと自分を重ね合わせて母を思い返す辺りから徐々に感情移入。心の鎧がほろほろと剥がれていく表情の変化がよかった。南アがアパルトヘイト廃止後に抱えるさらなる社会問題を容赦無く描写している。
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