空

ツォツィの空のレビュー・感想・評価

ツォツィ(2005年製作の映画)
2.5
decency 品位 とは「自分に敬意を払うこと」というセリフが残ったな。どんな社会に生きようとそれは出来るんだ。それが出来るかどうかは何に触れてそれを如何に自分で素直に認められるかなんだ、と思う。
貧困や格差などどこの世界にもある。その中で光る目をしている人は自分に敬意を払う事を知っている人ではないのかな。
ツォツィが最後に見つけたのはそれなのだろうな、と思う。
これは貧しい社会での事だけでなく普通でも上流でも同じ事。どんなに上流でも品位のない奴はいる。もちろんこんな現状があるというのもあるが、結局はどこの誰にでもある心の貧しさを指摘しているように感じる作品だった。
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