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渚にてのyのネタバレレビュー・内容・結末

渚にて(1959年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

リドリー・スコットが一番好きなSF映画だというので、やっと観た。
静かな悲しみを湛えた、美しい美しい映画だった。
これはスクリーンで観たい。


老アステア、ペック、アンソニー・パーキンス、みなそれぞれに終わりに向き合う姿が良い。

あまりカットを割らないのも良い。
マス釣りのとこのパノラミックな長回しとか、たまらん。そのあとの晩酌回り込みも効いてる。
ただダッチアングルはどうかなあ。今見ると、ってことなんだろうけど。特にヨリがね。時代すね。

何故かいきなりマッドマックスみたいなことになってるカーレースの場面も良い。アステアが乗るフェラーリがマッハ号に見えてくる。形も番号も。コースアウトからの復帰も実写スピードレーサーのそれと激似だ。もしかして"やった"か?ウォシャウスキー。

あとやはり最終盤、終わっていくところの美しさよ。ビリヤード場でおっさんがひとりワインを飲むシーン、アステアの最期、たまらない。
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