人類の終焉を描いているのに予想に反して全体的に穏やかだった。
取り乱すシーンもほとんどなく、パニックに陥いる群衆もいないのが逆に胸に響いた。
グレゴリー・ペックだけでなく、エヴァ・ガードナーやフレ…
核戦争後、一部が生き残った南半球にも放射能が、という人類の終末を描く。
核戦争を回避できなかったのかというやり取りはあるものの、もはや起こってしまったこととして受け入れるしかないという描き方が衝撃…
前々日、ベルファストを再鑑賞。
その際に、彼らは新天地としてオーストラリアへの移住も検討しているシーンがあり、今作を思い出す。
60年以上前の作品なので、ネタバレ表記にはしていないが、大いに内容…
登場人物たちが皆、秩序を保って穏やかに黄昏を受け入れているのが印象的だった。
物語では悲しい最後を受け入れるしかない人々の様子を見せながら、鑑賞しているこちら側には未来と希望を投げかけてくれる。素…
よくある人類の終末を描くような物語では終末に伴うパニックやサスペンスと人間の負の側面が強調されがちがであると思うのだが、この作品は避けられない終末を前にして登場人物の各人がそれぞれの思う最善の在り方…
>>続きを読むこの映画の面白いところは、戦争の残虐さを残虐なシーンを見せることによって訴えるというような、通常よくある手法を用いるのではなく、逆に全くそういうシーンを描くことなく、見事に"戦争の無益さ"というテー…
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