タカシサトウ

上海バンスキングのタカシサトウのレビュー・感想・評価

上海バンスキング(1988年製作の映画)
3.8
 久しぶりに観る。映像はボロボロだったが、懐かしい限り。

 波多野四郎(串田和美)と正岡まどか(吉田日出子)、バクマツ(笹野高史)とリリー(今江冬子)の2組のカップルが、上海でバンドマン・歌手として生きようとして、日中戦争・太平洋戦争に飲み込まれていく。

 現実と夢が交錯する展開が忘れらないし、プロではないが、実際に楽器を演奏し歌を歌う劇団員の姿が一番の魅力かと思った。吉田日出子のふわりとした歌が最もいい。

 オンシアター自由劇場の演劇は、当時よく行っていたので、この「上海バンスキング」も何回か行き、この映画も観ていたが、やっとまた観ることが出来た。出来れば、また、劇場で観てみたい(2024.2.10)。