ゴロフキン

最後の贈り物のゴロフキンのレビュー・感想・評価

最後の贈り物(2007年製作の映画)
3.7
ジャケット見ただけで「お涙頂戴作品」ってわかるやつ。
少女が難病!→肝臓移植しなきゃ→ドナー発見!→でもそいつ囚人でいま檻の中だわ→じゃあ仕方がない、一緒に暮らしましょう。って、何でそうなる!?ってお話。もう基本設定の時点でめまいがしますが、そういう世界があるんだと無理矢理納得して鑑賞。パパ+女の子+囚人のどう考えてもおかしすぎる共同生活なんだけど1時間半後にはまんまと号泣してる自分に呆れました。

ヤクザな囚人のシンヒョンジュン、初めてみた役者さんです。二枚目なのかコワモテなのかやはり面白いのか、顔がジャンル不明で泣けるどころかニヤニヤが止まらなかったんですが、話が進むうちそんな第一印象からどんどん変わってきて終盤はもう好感度独占。やってるお話はど直球のベタなのにすごい惹きつける演技。
女の子のパパ役にホジュノがいたりヤクザの手下に若いキムサンホがいたりして、なかなかキャストは充実。B級映画なのかなと思って借りたんけどけっこうなお得感でした。

途中から最終的な着地点がはっきり想像できちゃう流れですが、後半の無理矢理詰め込んだ数々の泣かせる展開に、わかってても涙腺やられちゃう映画。超マイナーですけど『ハナ』とか『7番房の奇跡』と同じくらい破壊力あります。
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