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王になろうとした男のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

王になろうとした男(1975年製作の映画)
3.0
ルドヤード・キプリングの同名小説をジョン・ヒューストン監督が映画化。
アフガニスタン辺境部の国カフィリスタンで王になることを夢見た英国人2人の物語。
イギリス領インドの退役軍人である2人をショーン・コネリーとマイケル・ケインが演じる。
原題:The Man Who Would Be King (1975)

1880年代のインド・ラホール。
英字新聞ノーザン・スターの特派員ルドヤード・キプリング(クリストファー・プラマー)にピーチー・カーネハン(マイケル・ケイン)が体験談を語る。

3年前、イギリス領インドの退役軍人ピーチー・カーネハンと友人の軍曹仲間ダニエル・ドレイボット(ショーン・コネリー)は、王になろうとインドからアフガニスタンの先にあるカフリスタンに向かい、数々の苦難を経てようやく部族の集落に辿り着いた。
2人は村の男たちに英国式の軍事教練をほどこし、次々と敵である他の村を支配下に収めていく。
ダニエルは、弓矢を受けても平気だったことから、かつてカフィリスタンを征服した神シカンダー(アレクサンダー大王)の息子として崇められる。弾帯で防御されただけだったが、それを秘密にしたのだ。そして、王の特権として莫大な財宝と宝石を手に入れる。
だが、美しい娘ロクサネ(シャキーラ・ケイン←マイケル・ケインの妻)との結婚を望んだため、神ではないことがばれる…。

話し終わって、カーネマンは、キプリングにあるものを置いていく。

"懐中時計"
"フリー・メイソン"
"グランドマスターの紋章"
"最高神インブラ"
"吊り橋"

「"1 我々は共にカフィリスタンで王になる"
   "2 当目的を達するまでは女と酒を断つ"」

「神に愛されたら燃えて灰になる。神の心には火が流れているのです。神が人間の女を愛せば、女は一瞬で消え、灰も残らない」

「怒りの原因は結婚ではない。人間が神の名を語っているからだ」

~他の登場人物~
・ビリー・フィッシュ(サイード・ジャフリー):インド軍所属のグルカ兵。
・ウータ首長ドラミ・ラルビ地区長官(ジャック・メイ)
・カフ・セリム(カルーム・ベン・ボウリ):最高僧

男たちの高慢に加え、
帝国主義の時代、西側世界が(欧米人から見て)未開の民族に対して持っていた偏見、優越感、征服欲を感じることができれば、見る価値があるだろう。
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