片腕ファルコン

大ちゃん、だいすき。の片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

大ちゃん、だいすき。(2007年製作の映画)
2.4
この映画が公開当時、友達の大ちゃんに「大ちゃん、だいすき。」とフザけて言っていたが…まさかこんなアニメだったとは。。

ジャケで見ると分かる通り、両津勘吉ばりの眉毛のつながった少年が主人公で…その眉毛の先入観でわんぱく少年がイタズラとか冒険して成長していく本当に子ども版『こち亀』かと思いきや…この大ちゃんは生まれながらの知的障害者でした。

耳もほとんど聞こえず、左手はくっついて指が三本しかないと壮絶。。
体の成長も遅いのか小4の妹の方が大きくなり面倒もみる機会も多い。そんな中、この大ちゃんが通う養護学校と妹の普通の学校との交流会があり、兄妹である事がバレるとちょっとしたイジメっぽい展開になったりとにかく悲惨なエピソードが多いのですよ!!
ただ、クラスメイト達もそれぞれ家族の悩みを抱えていて、シリアスな局面を迎えますが・・・家族愛や友情などで乗り越えていくお話。。

大人向けの映画というよりは8歳~14歳くらいをターゲットしたような内容。いかにも道徳の授業などでかかりそうな映画ですが…ひとつだけ問題があります!!
大ちゃんのお母さんの声が・・・のりPこと酒井法子であること。これは道徳的にOKなんだろうか。。

あれ、そもそも今、道徳の授業ってないんでしたっけ??