井出

ぼくの伯父さんの休暇の井出のネタバレレビュー・内容・結末

ぼくの伯父さんの休暇(1952年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

秩序を乱す違和感、日常を壊す異常者、非日常をうつすのが映画なんだ。それがエンターテインメントなんだね。
カメラはあくまで傍観者、ただ垂直で、平行で、カメラがうつすものは秩序と安心感に包まれている。そこに強風と爆音とともに訪れるアウトサイダー。泥のついた足が入って普通の人はいらつく。それをいかに楽しめるセンスをもっているかを試すというか、本当は面白いんだよ?と伝えるような映画。この映画は調和と愛、寛容と笑いに満ちている。観客は彼の目のなかに入って、リアルを楽しむ術を教えられる。結局予定調和で、分かっていても面白い。
てかシュールだし天才だな、でも普通に考えたらやばすぎる。ガキにして芸術家。
政治、学問、労働、とにかく嫌いなんだな〜
井出

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