ハネムーンでハワイに訪れた新婚夫婦。カウアイ島でトレッキングを楽しむなか、隣のオアフ島で夫婦二人が殺害されたとの情報が——。
「容疑者６人、犯人２人」のキャッチコピーが示す通り、劇中、怪しげな人物がチラホラ登場する。それに伴い、疑心暗鬼になる私。全員が怪しくも思えてくる。
海に囲まれた島、人気のない森、携帯電話も繋がらない環境——こうした隔絶された舞台がスリルに拍車をかける。
そして、最後に待ち受ける衝撃の結末。
劇中で展開されるスリルと最後のどんでん返しが、本作の最大の見どころだろう。
答えを知ったうえで再鑑賞すると、より多くの発見がありそう。
一方で、個人的に腑に落ちない点もある。「あの２人が犯人だとしたら、あの時の会話は演技だったのか？」などなど。
ミスリードしたいが故の、やや強引な展開だったとも受け取れる。
ミラ・ジョヴォヴィッチ主演にしてはマイナーな作品だが、あっと驚かされる内容のため、サスペンス好きの方にオススメ。
ハワイの美しい景色は、自分が旅行した気分にもなれると思う。
