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お父さんはお人好しのchiyoのレビュー・感想・評価

お父さんはお人好し(1955年製作の映画)
3.5
2021/5/15
13人の子宝に恵まれた、阿茶太郎とおちえの夫婦。次男の結婚式での家族紹介が若干長いものの、締めに子どもが冷凍庫に入り込んで凍る、というとんでも設定。全く以て、緩くて滅茶苦茶で笑ってしまう。そして、タイトルにお人好しと冠してはいるものの、阿茶太郎はなかなかに愚痴が多く、長男の恋人の母親には結構辛辣。長男の婿入りは譲れない事柄なのか、それだけは頼まれても首を縦に振らない。その後は騙されたり爆発したり、不幸の連鎖が続く阿茶太郎一家。結局のところ、子どもたちが親思いで優しく、阿茶太郎のダメなところを補ってくれている感じ。それはそうと、家の床が抜けたのにはビックリ!さらに階下から新聞を借りたり、ちゃっかり穴を活用しているのが面白い。アチャコと浪花千栄子のコンビは安定感があり、二人の掛け合いを見ているだけで楽しい。
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