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大陸横断超特急のBaadのレビュー・感想・評価

大陸横断超特急(1976年製作の映画)
4.3
予約して買ってはあったものの、なかなかゆとりがなくて、やっと昨日DVDを見ました。

最初はいつも通り英語字幕で、次は日本語吹き替えの順です。日本語吹き替えは通して見る時間が十分にとれなかったので、暇を見つつのんびり楽しむつもりです。

広川太一郎さんの吹き替えには絶大な人気がありますが、私はワイルダーが電車から落ちた後、決まり文句を叫ぶ場面が好きなので、英語字幕の方が若干好きかな?

にしても、あの画面、通り過ぎる列車とワイルダーが同一画面に映っていますよね。今考えるとこれ撮るの本当に大変だったのでは?これに限らずCGのない時代、ひょっとして特撮ではなくスタント?かご本人?と思わせる危険なショットがいくつもありました。コメディーでここまでやるのはちょっとすごいです。

ワイルダー演じる編集者のお召し物がさりげなくとっても仕立てがよくて高そうだったのがつぼでした。後で考えるてみると協力者として最初から捜査官に目を付けられていたという設定だったのかな?

日本語吹き替えはテレビ放映時のものらしく、CM等でカットされた部分は英語音声+日本語字幕で表示される設定になっています。吹き替え用字幕をあらかじめ選んでおかないと登場人物が日本語英語チャンポンで話すというお茶目な状態になりますのでご用心。

日本語吹き替えの部分だけ追っていくと、かなり楽しいお色気コメディーになりそうなので、洋画劇場ファンの皆様はビデオ等で編集し直して完全日本語版を見てみるのも一興かとおもいます(笑)。そのときはスタンダードサイズに直すとさらに臨場感が高まると思いますので、ぜひお試しあれ。

そういえば、久しぶりにお顔を見たジル・クレイバーグ、70年代に活躍したアメリカ人女優には珍しく、美人女優路線でマイペースで地味にいい役をもらっていましたね。彼女の容姿やほどほどに知的な感じはこの時代にあっていた様です。

(DVDで見てみました 2009/3/27記)
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