夢の中の切り裂き魔。人外の殺人鬼に飛び込んでゆく松田龍平さん。
塚本監督作品は好きだしキャストもお気に入りが勢揃い。唯一、主役ヒロインの滑舌が残念でもったいないことに。
包丁太極拳を見せてくれる塚本監督。内臓こぼしたりザクザク切り裂いたりと平常運転。ベヘリットが巨大化したような物体はオブジェとして飾りたい。
安藤政信さんは『バトル・ロワイアル』からのファン。男前でイイ味出して龍平さんと絡んで行くかと思いきや途中退場で意気消沈。
聞こえないセリフが多いのは参った。通常10～20音量を70まで上げて聞き取ったものの、滑舌の悪さに何を言っているのかわからない。本当になぜ起用されたのだろう。
もっとも、本業が女優なのにやる気ない演技する人もいるのだから、どちらがマシなのかと。アイドルや素人でも本気で取り組んでいれば好感度上がるものだし。
モチーフやプロットが好きなジャンルなだけに、是非リメイクを作ってもらいたい(そしてその時こそ楽しみたい)作品。
観賞 2020.08.09 チャンネルNECO
