B級怪獣エイガ

オーシャンと十一人の仲間のB級怪獣エイガのレビュー・感想・評価

オーシャンと十一人の仲間(1960年製作の映画)
1.9
最新作を朝見に行くので『オーシャンズ11』のリメイク元となった今作を見た。

まずメンバーが集合するまでに約50分。その時点でもう集中力は死んだ。しかもその50分が滅茶苦茶グダグダで何回もため息をついた。映像も美術はまあ良いものの、カメラワークがほぼなく舞台を見ているようで凄く退屈。ストーリーもダラダラ緩急なく続くしキャラクターもつまらなく鑑賞欲が続かない。
そして肝心の盗むパートもそこまで面白くなくただただ『早く終わってくれ。』と願っていた。そして終わった。

しかし収穫がなかった訳では無い。劇中で歌われる重要な歌『Eee-O Eleven』がなかなか良い。そしてこの歌が初めて劇中歌われるシーンがなかなか面白い。歌ってる人すごく楽しそうだし表情も良いし歌も上手く声も渋い。そしてそのイケてるヴォイスで歌い切ったあとにかすれ声で『ヴィンス!!』と驚嘆するところが良い。普通にこの歌とシーンはハマった。
あと良かったところはトムとジェリーが始まるんじゃないかって思う昔のカートゥーンぽいおしゃれなオープニングの演出。良かった。
あとはまあ新年迎える前の風船の演出とかは少し『お。』となった。

でもやっぱ単純に時間を無駄にした感が本当に強かった。見るなら絶対的に『オーシャンズ11』をおすすめする。『オーシャンズ8』で早く口直ししたい。