これはいいぞ...!普通に演出上手いやつ。
画面も豊かだ。たぶん、割りが上手い。
そんでちゃんと人間を撮ろうとしている。それはまぁジェームズ・ウッズの存在感ありきなのかもしれないが。
そういう、わりとしっかりした人間の存在感の反対側に、突発的暴力の快楽+残酷死体(いかにも80〜90年代っぽいアーティスティックかつアクロバティックなやつ)みたいな。要は抑えるところと過剰にするところのバランスが取れているというか。好きな塩梅。
ま、エルロイ原作ってのもあるが。とはいえエルロイ原作でもダメなやつはダメだからな。
出て行った嫁にほぼ未練がなく、むしろすぐに別の女に手を出す心の荒みっぷりもよい。
ラストのタイマンも、ちょうどいいサイズ感。体育館に入ってからなんてちゃんとドキドキした。
好き。