RyanMihawk

宵闇せまればのRyanMihawkのレビュー・感想・評価

宵闇せまれば(1969年製作の映画)
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遊びは所詮遊びに過ぎないのか 遊びの中から本当が生まれるんじゃないのか 学生運動や子供の万引きみたいな軽犯罪もこんな心理なんだろうという映画
狭い六畳一間に3人の男と1人の女 退屈凌ぎにガス栓を開きっぱなしにして誰が最後まで耐えられるかという我慢くらべをはじめる
ワンシチュエーション40分、これが演劇だったらどうだろう
最後まで残った男と女が遊びで始めたことが遊びでなくなる瞬間はあるのか?何にも期待してないからこそ我慢し続けることができる等と観念的なことを話す 誰かが自分を口説くんじゃないか、という期待、いや既に口説かれてはいるんだがその時は心動かず、しかしなにか目が覚めるような瞬間が訪れるのではないかという期待…について指摘されるうちに最終的に女が根を上げるんだけど
ギブアップした二人の男が部屋に戻って来た瞬間にマッチに火をつける!私を止めたいならつけないでくれと言ってご覧なさい!と脅迫する なんやかんやあって最終的に全員無事で終わるんだけどなにかホモソーシャルの絆というか、無言のチームプレイがうまくいって良かった!みたいな男三人の信頼関係が深まりました終わりみたいなオチは頭に来た 笑
お前ら、最初から遊ぶな、と言いたい
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