自由は夢ではない
アフリカの密林で人を二人殺したイーサン博士。
精神異常とみなされ重罪犯罪者刑務所へ。
事件について口を閉ざしたイーサン。
いったい密林で何が起きたのか…。
アンソニー・ホプキンス、博士、殺人、精神異常…
キーワードだけみると『羊たちの沈黙』を思わせる不穏な感じですが…
実際には、なかなか良く出来た感動ドラマでした😃
たしかに前半はアンソニー・ホプキンスの不穏な感じが尋常じゃなく、さすがの雰囲気を醸し出していました。
ですが中盤以降は、ヒューマンドラマ的な要素が強まります。
サスペンスではなくヒューマンドラマなので、殺害動機は想像が容易くベタな展開です。
ですが動機が予想ついていても、殺人に至る回想シーンを観るとやっぱり切なくなりますね。
刑務所における囚人の処遇や人間関係でもドラマが用意されており、チョイチョイ琴線に触れる部分があります。
アンソニー・ホプキンスを筆頭に出演者たちの熱演も良かった。
精神科医のテオを演じたキューバ・グッディング・ジュニアもアンソニー・ホプキンスに負けじと素晴らしい熱演でした。
またイーサン博士の娘役の方、刑務所の人達とツボを抑えた演技でしっかりと物語を締めてくれています。
なんとなく『ショーシャンクの空に』を感じさせる心にグッとくる作品です。
おまけ
ドナルド・サザーランドがテオの上司的な役でしたが…
悪役のイメージが強いのでいつテオを裏切り、足元を掬うのではないかと不安で仕方ありませんでしたw
そして囚人仲間では…
ピーター!グッジョブだよ👍