さわだにわか

花つみ日記のさわだにわかのレビュー・感想・評価

花つみ日記(1939年製作の映画)
3.5
女学生のなんでもない日常を描いた1939年の『さわやか三組』みたいな映画だなと思ってのほほんと見ていると主人公の仲良し二人組の片方は学校をやめて家業の芸妓の道へ入りもう片方の兄は日中戦争に出征しと暗い時代の影が逃れようのない運命としてその日常に覆いかぶさるのでなかなか暗い気分にさせられる。当時どんな感じで見られた映画なんだろうねぇこれは。高峰秀子はこの頃から既に戦後のあのすれた感じがある。今で言う千羽鶴的な兵隊頑張れの意味で婦人たちが赤い糸を一本ずつ街角で縫って兵隊に送ったという千本針運動を(映画だが)動く動画で見たのは初めて。なんか赤い羽根運動みたいね。
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