エンペドクレス

夢去りぬのエンペドクレスのネタバレレビュー・内容・結末

夢去りぬ(1955年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

TCC試写室にてタイトルクレジットを見逃したタイミングで席に着く。
冒頭から上流階級の社交界が描かれるのでフライシャーの男臭い人が出てくるイメージのフィルモグラフィの中では異質な設定に違和感がありつつも、いきなり粗暴な大富豪が現れて少し安心する。
メロドラマの中に犯罪の影を追ってしまう中、赤いブランコの執拗なカット割で何かが起こるようで起こらない謎なハラハラが起こる笑おじさんの性欲の高まりがよく出ていた
エヴリンの野心も少なからずありそうで、強かさもラストに描いていて良い。
エヴリンの行動が受身過ぎて主人公が3人いるように見えるところが微妙なとこだが、犯罪が起こりうる可能性を示唆するにはちょうど良い落とし所とも思う。
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