タチユロ氏

ビートルジュースのタチユロ氏のレビュー・感想・評価

ビートルジュース(1988年製作の映画)
3.0
ティム・バートン初期の作品。

田舎でのんびり暮らしていた若い夫婦が事故死。幽霊となってその家に憑くことになったが、NYから引っ越してきた家族と全く価値観が合わないので追い出そうとする。だが中々上手くいかないので、藁にもすがる思いでいかにもバイオ・エクソシストを自称するいかにも怪しい男ビートルジュースに依頼してしまう…

このマイケル・キートンが演じるビートルジュースなる存在が本当にトラブルメーカーでしかない!まず当然のように助けに来たはずなのに何も役に立たないどころか事態を悪化させるのみで、かといって悪役ってほど明確な悪意があるわけでもなく、ただただ迷惑。

カートゥーンの登場人物のような破茶滅茶さで楽しく愉快ではあるんだけど、紙一重で「さっさと出てってくれ!」が勝つこの絶妙なバランス感!(それってバランス失敗では…)

ティム・バートンはこの後マイケル・キートンにバットマンを演じるよう依頼するわけだけど、これ見るとどんな振り幅だよと思う。ジョーカー役をオファーなら分かる。てか、既にほぼジョーカーだよ。

吹き替え版で見るとビートルジュースの声を西川のりおがこってこての関西弁で演じている。合ってるけどアレンジ効かせすぎでは?と思って原語版もチラッと見たけど、なんか、うん、いいと思う。関西弁の方がニュアンス近いわ、これは。
タチユロ氏

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