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ビートルジュースのmylifeのレビュー・感想・評価

ビートルジュース(1988年製作の映画)
4.3
懐かしさが余りに余って「ビートルジュース」を再鑑賞してみた。おそらく、子供の頃に見たテレビ放送以来なのかな。いや、その後にもう一回ぐらいは観ているかも。

1988年の映画。もう内容は、ほとんど覚えていないけど不思議な世界観であったはず。90年代の作品と比べると80年代の映画は、やはりもう一段階ぐらい古さを感じる。まぁ、当たり前の事を言っているだけやけど。

監督はあの有名なティム・バートン。おそらく本作が初めてティム・バートンに触れた作品。独創的な世界観は一線を画す印象。その次に観た「シザーハンズ」で更に虜になった淡い想い出。

ビートルジュース役にはマイケル・キートン。今思えば、こんなキワモノを良く演じきったと感心する。後のジム・キャリーの「マスク」とちょっぴり近いような衝撃が沸々と甦る。

そういや、ウィノナ・ライダーも出てるやん。完全に記憶から消えていた。しかも、めっちゃ若いし…この時は一体、何歳頃なんやろうね。

そういや、U-NEXTには字幕版しか無かったのが残念。DVD を持っている人がいたので借りて吹替版を敢えてチョイスしてみた。

そうそう、コレコレ。ビートルジュースと言えば、やはり西川のりおの声だ。今見てもアドリブ連発のような気がするがオモロイから全てが許せる。吹替えに字幕を付けてみたが、ほんまに違うコト言っているのが愉快だ。

ただし、これは思い出補正が強く入っているので西川のりおを知らない人には嫌悪感しか残らないかも知れない。関西弁のクセが強く、かなり好き放題やっているからね。

本作ぐらいでは無いかな。基本に忠実に吹替えをしていないのは…多分。だが、それでいて成功していると思えるのは極めて稀なパターンだと思う今日この頃。

丹波哲郎の「大霊界」がどうのこうの言っていたから同じ年代の作品なのかな。令和の時代に「大霊界」のタイトルが聞けるなんて思ってもいなかったので軽く驚かされる。

内容的にはティム・バートンらしくダークファンタジーな死後の世界。と思ったら、いきなしミュージカルの世界へといざなう。『Day-O』を再び堪能出来たのは不意にテンション上がるスイッチのようだった。時に吹替版の耳に残る決め台詞。決めるぜ、今夜は。
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