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ビートルジュースのLCのレビュー・感想・評価

ビートルジュース(1988年製作の映画)
4.3
面白かった。

今年の9月に新作が出るらしいけれど、バートンさんがこのキャラクターでバートンするってことなのかなあと少し楽しみになる。30年以上経ってるけれど、きっとお気に入りのキャラクターなんだね。
怖かったり、お下劣だったりするんだけど、そんなことより呆気に取られる。呆気に取られつつも、見入ってる。

不思議な造形物が動くところは、言語化しづらい魅力がある。かわいいとかかっこいいとか美しいとかじゃないんだけど、興味深く見続けてしまう。不思議に不気味なんだけど、怖がり屋さんも怖がることを忘れる感じ。そうです、私が生粋の怖がり屋さんです。
景色も台詞も、私の目を捉えて離さない。

思い入れのある家に、霊体になっても居るわけなんだけれど、新しい住人とも仲良くできたら、確かにいいかもしれない。
追い出そうとするも上手くいかない、その苦労や結果にはクスッとしてしまう瞬間もある。私もあんなふうに歌って踊って「なかなか歌上手いじゃん」とびっくりしたい。自分の声じゃないけどいい感じじゃね?って楽しみたい。
でもエビフィンガーにアイアンクローはされたくない。頭が凹んで血が流れた理由が、エビの握力ってのも、こう、なかなか、うん。某エリックさんの手じゃなくて助かったな。

最後女の子が明るくなったように見えて、仲良く暮らしていけてるんだなあとほっこりする。でも、作中の大半見られる暗かったりする感じも、それはそれで素敵。しっかりおしゃれさん。学校のテストもがんばってて、きっとこの先も充実していくよ。
そしてケースワーカーさんはもういっそ、コーチとして彼らをまとめても良いかもしれない。疲れたら踊って励ましてくれるんじゃないかな。書類の束を抱えて走るのは上手そう。それとも、球体じゃないとダメだったりするかな。
お父さんはひたすらのんびりしていておくれ。

今秋またお目にかかれるなんて、距離を置いて喜びたいぜ、ビートルジュース。
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