あいつ

ビートルジュースのあいつのレビュー・感想・評価

ビートルジュース(1988年製作の映画)
4.2
面白かった!

引越してきた家族を追い出そうとする幽霊夫婦のドタバタホラーコメディー。名曲“バナナボート”やお調子者の“ビートルジュース”のおかげで幽霊映画の陰気臭さは皆無、楽しい雰囲気の映画でした。

お化けに変身する夫婦のキモ面白クリチャーのチープ感がツボりました(NHKクレイアニメみたいで個人的に郷愁感)。ストーリー上必要ない、続々登場するお化けの名前表示に地味に心くすぐられました(こなかけジジィって…笑)

シザーハンズでリア充を演じていたウィノナライダーが本作では根暗ゴスロリ少女というギャップに驚き‼︎(髪色も金ではなく本作では黒‼︎)そしてそれがまた良かった!バートンの作品には“多感で個性的でそれを悩むコンプレックス人間”が出てくる(多分バートン自身の投影)。それらのキャラクターに自己投影して勇気づけられてきました。バートンの作品は“好きな映画”で終わらず“大切な作品”になります…。