大映を代表するカメの怪獣特撮映画「ガメラ」シリーズの第五作目。
加島信博とクリストファ・マーフィー、秋山みゆきが子役を演じ、船越英二、大村崑らが共演、笠原玲子、甲斐弘子が宇宙人を演じる。
三人の子供たちが裏山で宇宙人の宇宙船を見つけ、そのうち二人が宇宙船に乗り込んで遊んでいると誤って宇宙船を発進させてしまう。
宇宙船は瞬く間に宇宙に飛び出し、途中でガメラに出会うも振り切って見知らぬ星に辿り着く。
そこは太陽を挟んで地球と反対側に位置するテラという星であった。
テラには宇宙ギャオスやギロンなどの怪獣が生息しており、二人の少年は二人の女性宇宙人と出会う…
シリーズ初の異星を舞台にした作品で、主人公は日本人と白人の二人の少年。
子供向けの内容で、ガメラが鉄棒の大車輪やゴーゴー踊りのようなコミカルな動きをして楽しませてくれる。
一方、ゲストの宇宙怪獣ギロンは頭部にナイフのような刃があり、独特のデザインが印象的。ギロンが宇宙ギャオスを切り裂いたり、ギロンの脚が吹っ飛んだり残酷でグロいシーンもある。
前作同様に、過去作品の怪獣バトルシーンをダイジェスト映像として流すなど制作費削減を兼ねた子供向けのサービスシーンもある。
「地球に生まれた僕たちは よその星なんかに憧れずに この地球を平和にして 戦争も交通事故もない世界にしていくしかないんだって考えたんです」
2023.9 TOKYO MX YVで鑑賞（ガメラ祭り）
2023.3 GYAO！で鑑賞
