ロック映画の最高傑作と称されるTalking Headsのライブフィルム。
5thアルバム「Speaking in Tongues」のツアー中に行われた1983年12月のハリウッド公演を収録。
監督は「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミ。
これまで何度もあった再上映を見逃し続けてやっとタイミングが合いました。
総合芸術っぽい色合いが強かった「アメリカン・ユートピア」と比べると、こちらはロックバンドの躍動感をストレートに伝えるシンプルな演出。
もちろん衣装とか舞台装置とかちょいちょい変なところはありますけど。
当時30歳そこそこのデヴィッド・バーンがキレッキレ。
はっちゃけたインテリの極限がこれですね。
メイクセンスばかりじゃつまらない。
非合理にこそ人生のおもしろさがある。
そんなアティチュードを胸に常備しておきたいものです。
